ブランデーカクテルを楽しむなら知っておきたい!ブランデーの歴史や種類と作り方
2023/12/11
ブランデーは、スピリッツ(蒸留酒)の一種で、高級アルコールドリンクの代表格として世界中で愛されています。そのブランデーを使ったカクテルもまた、多くのファンがいる定番ドリンクです。しかし、ブランデーとはいってもさまざまな種類があり、またブランデーを用いたカクテルも幅広く存在します。今回は、ブランデーの歴史にも触れ、より一層ブランデーカクテルを楽しめるようになりましょう!
目次
ブランデーの歴史とバー業界での使用
ブランデーは、古代ローマやギリシャで発明されたとされる、蒸留技術によって作られるアルコール飲料です。最初は薬用として使用され、その後ヨーロッパ諸国でブランデーが広まりました。また、バー業界での使用の歴史も長く、カクテルに欠かせないベースとして、多くのバーで活躍しています。ブランデーは普段の食事との相性も良く、特にコニャックは熟成によって深みのある味わいとなるため、食後酒としてもよく愛されています。
ブランデーにはさまざまな種類があり、コニャック、アルマニャック、カルヴァドスなど、製造方法や製造場所によって名称が異なります。この記事では、それぞれの特徴や製造方法について紹介します。
コニャックとは?
コニャックとは、フランス南西部のシャラント地方で生産される、高級なブランデーの一種です。コニャックは、シャルドネ種、ユニブラン種、フォリン・ブラン種という3種類のブドウから造られ、最長約100年の熟成期間を経て出来上がります。
ブドウを蒸留して作られ、樽で熟成されることで深い味わいや香りが生まれます。コニャックは、熟成期間によってVS(Very Special)、VSOP(Very Superior Old Pale)、XO(Extra Old)などに分けられます。また、ブランデーと比べ、蒸留時に白ブドウの果皮を使用することがポイントで、発酵させた後に蒸留するのが一般的です。バーでは、シャンパンやワインと並ぶ代表的な高級酒として扱われており、ストレートで飲むことはもちろん、カクテルに使用することもあります。コニャックの品質は非常に高く、その値段も比較的高めとなっています。しかし、一度飲んでしまうとその深い味わいや風味に魅了され、ファンになる方も多いでしょう。
アルマニャックとは?
アルマニャックとはフランス南西部、ガスコーニュ地方で作られるコニャックに似た高級ブランデーのことです。コニャックと異なり、蒸留時に二度蒸留され、樽熟成期間が長いことが特徴です。アルマニャックの樽熟成期間は最低でも2年以上必要で、長いものは50年以上もかかるものもあります。そのため、樽の中で複雑なフレーバーが生まれ、非常に高い品質のものは非常に高価な価格で取引されています。 店内でのアルマニャックの提供は、ラグジュアリーで洗練された雰囲気のあるバーにおいて楽しむことができます。アルマニャックはさまざまなカクテルに使われることがあり、また単体でも楽しむことができます。香りを楽しみながら飲むと、複雑な味わいを楽しむことができるでしょう。バーカウンターに設置された大量のアルマニャックのボトルは、高級感あふれる雰囲気を漂わせ、洗練された大人の遊び心を満たしてくれます。
カルヴァドスとは?
カルヴァドスは、フランスのノルマンディー地方で生産されるアップルブランデーのことです。リンゴを発酵させて蒸留し、しっかりと熟成させることで、深い味わいと香りを持ちます。カルヴァドスは、一般的にブランデーと同様に、アフターディナードリンクとして人気があります。キレのある味わいとフルーティな香りは、デザートとの相性も良く、食後に気軽に楽しむことができます。カクテルのベースとしても使われることがあり、オレンジジュースやシナモンとの相性が抜群です。カルヴァドスは、日本でも知名度が高まっており、さまざまなバーで取り扱われています。リッチで贅沢な味わいと、フランスの文化を感じられる魅力的なスピリッツです。
代表的なブランデーカクテルの種類と特徴
ブランデーカクテルには様々な種類がありますが、代表的なものを紹介します。1つ目はサイドカーです。ブランデー、コアントロー、レモンジュースをシェイクして作られます。爽やかな酸味と甘味が絶妙で、カクテル初心者から上級者まで愛されている定番のカクテルです。 2つ目はブランデーアレキサンダーです。ブランデー、ココナッツミルク、クレーム・ド・カカオをシェイクして作られます。濃厚なコクと甘さが特徴で、女性にも人気のあるカクテルです。 3つ目はブランデーマカロニです。ブランデー、アンゴスチュラ・ビターズ、グラン・マルニエをシェイクして作られます。スッキリとした味わいで、食前酒としても人気があります。 以上、代表的なブランデーカクテルの種類と特徴を紹介しました。バーで飲む際には、その日の気分やシチュエーションに合わせて選ぶのがおすすめです。